カワカミプリンセスの訃報が流れて来ました。
御年20歳。
そんなに前の馬だったんですね。
と言っても、彼女が活躍していた年代は、僕が競馬から離れていた時期だったのであまり印象は持っていなくて、
彼女については半ばウマ娘から入ったようなモノ。
キングヘイローとの親子関係もそこで知った次第。
現役時代は牝馬二冠を達成した名牝。
されど繁殖成績はあまり振るわなかったご様子。
それは残念なことですが、
カワカミプリンセスの最大の功績は、
「自身の競争成績を以って、父の種牡馬生活を延命させたこと」なのかもしれないと、最近思いました。
カワカミプリンセスの活躍で、ノーザンファームもキングヘイローを年2~3頭は種付けするようになったとか。
そうして生まれた馬の中に、シャトーブランシュという牝馬がいました。
カワカミプリンセスがいなかったら生まれてこなかったかもしれない牝馬シャトーブランシュ。
このシャトーブランシュは、自己条件を堅実に勝ち上がって行ってオープン入り。
5歳の時のマーメイドSで大穴を開けて重賞制覇。
その秋にエリザベス女王杯にGI初挑戦も、二桁人気の二桁着順。
年内に引退して繁殖入りしたGⅢ馬。
繁殖成績でもそこそこの成績を残していたシャトーブランシュは、
種牡馬入りしたばかりで未知数の初年度種牡馬の種を付けることになる。
その種牡馬の名前はキタサンブラック。
そうして生まれてきた産駒の名前をイクイノックスという。
こう振り返ると、とんだバタフライエフェクト。
ブラッドスポーツのドラマを感じます。
カワカミプリンセス号、お疲れさまでした。
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