北島三郎氏が馬主業引退ですか…
車椅子生活が続いている中の『終活』の一環とのこと。
寂しい限りです。
馬主・北島三郎といえば、長年馬主業を営んできた個人馬主。
本業での知名度と長い馬主歴を併せ持つ有名馬主でしたが、
馬主成績は振るわず、数十年もの間GI勝利に縁がない人でした。
それも仕方ないかもしれない。
零細牧場を助けるかのように、人気のない安い馬を買い支えるような馬主生活だったのですから。
この辺り、競馬がブラッドスポーツと呼ばれる所以。
高い馬が走るとは限らないけれど、高い馬を買わないと走る馬には巡り合えない。
そんな北島三郎氏が、晩年に出会った孝行息子も350万円という競走馬としてはやっすい馬でした。
名づけられた名前は―――――キタサンブラック。
まさかのクラシック参戦も、怪物ドゥラメンテの後塵を拝し続けた春。
しかし秋に菊花賞で北島三郎氏にGI勝利をもたらす。
すると古馬になってさらに成長し、GI7勝の検証馬に。
馬主生活の最後にやってきた大物でした。
そんなキタサンの馬も、現在6頭所有しているそうですが、移籍手続きを進めている様子。
また一つ、歴史ある冠名が消えるコトになるんですね…
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