中山大障害 ニシノデイジー

競馬

障害絶対王者オジュウチョウサンの引退レースとなった今日のジャンプGI中山大障害。

オジュウチョウサンは、結局生涯飛越率100%で落馬無しの完走。6着。

勝ったのは、ニシノデイジー。

両者を比べると、

オジュウチョウサン(11歳):2016年4月16日 中山グランドジャンプにて初GI制覇
ニシノデイジー(6歳):2016年4月18日生まれ

と、世代交代の感があります。

オジュウチョウサン、ステイゴールド産駒としては生涯獲得賞金3位なんですね。

ちなみに1位がゴールドシップで2位がオルフェ―ヴル。

名前が強すぎるだろ…


ニシノデイジーは、あのセイウンスカイとニシノフラワーの子孫。

戦績を振り返ると、2歳時こそ好調だったものの春クラシックで大敗。

以後、オープン止まりの馬……って、このパターンの馬多いな!!

昔、岡部さんが言ってたけど、クラシックで調子崩す馬って少ない数いるんだなぁ。

そんなニシノデイジー、オープン勝利もできず重賞で入着が厳しいという長期低迷に陥り、
競走馬としてはもうピークを過ぎただろう6歳になって障害競走へ転向。

障害転向後、わずか4戦で頂点に登り詰めた…って、サクセスストーリーが過ぎませんかね!?

あと、「デイジー」って花冠のことらしいですね。

ウマ娘のセイウンスカイ&ニシノフラワーのSRサポカが預言書にしか見えなくなってきます。


それにしても思っていた以上に差のついた競馬でした。ゴール前ではこんな感じ。


振り返ると、平地でのスピード比べではないのだから、この時点で前3頭に絞られていたのかな?

この時点でオジュウチョウサンは内々の最経済コースを回るも、一歩遅れた感じでした。


コーナーを回り切ったら差が明らか。


そしてこの最後の飛越に最初に差し掛かったニシノデイジーが飛越クリアした時点で、ほぼ勝負はあったようですね。


最終直線に回ってくるころには、充分なリードが。


西山オーナーの娘さんのたろう女史も現地で応援していたようです。

98年の黄金世代と呼ばれた馬達…

スペシャルウィーク・グラスワンダー・エルコンドルパサー・キングヘイローらが、
繁殖成績においても一定以上の成績を示す中、ただ一頭振るわなかったセイウンスカイ。

西山オーナーだからこそ出来た、遥か格上の肌馬ニシノフラワーにセイウンスカイを付けるという、「狂気の配合」

そこから血をつなぎ、ついにはGIに手が届いたというドラマを見させていただきました。

次の中山グランドジャンプではニシノデイジーが王者防衛なるか、楽しみです。

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